熱中症とは
熱中症は屋外だけでなく屋内にいても発症する可能性があります。高温多湿な環境に長くいたり、暑い日に激しい運動をすることなどにより、体内の水分やナトリウムなどの塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かないことが原因で起こります。体内に熱がたまることによって、大量の発汗や吐き気、けん怠感など、さまざまな症状が現れ、重症になると意識障害などが起こり、場合によっては死に至る危険性があります。十分注意しましょう。熱中症の症状
以下の症状があらわれたら注意が必要です。Ⅱ度以上の場合は医療機関を受診しましょう。| 分類 | 症状 | 症状から見た診断 |
|---|---|---|
| Ⅰ度 | めまい たちくらみ 生あくび 大量の発汗 手足がしびれる 筋肉痛 こむらがえり 【意識ははっきりしている】 | 熱けいれん 熱失神 |
| Ⅱ度 | 吐き気がする・吐く 頭ががんがんする（頭痛） 体がだるい 集中力や判断力の低下 【意識が何となくおかしい】 | 熱疲労 |
| Ⅲ度 | 呼びかけに対し返事がおかしい 体がひきつる（けいれん） まっすぐ歩けない 体があつい 【意識がない】 | 熱射病 |
熱中症を予防するには
①日頃から体調管理をしましょう
・暑さに備え、暑くなり始めの時期から、無理のない範囲で適度に運動
・毎朝など、定時に体温測定と健康チェック
・バランスの良い食事をとる
・十分な睡眠をとる
②こまめに水分補給をしましょう
のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をしましょう
・１時間ごとにコップ１杯
・入浴前後や起床後もまず水分補給を！
・大量に汗をかいた時は塩分の補給も忘れずに
・食事にも水分が含まれます。毎食きちんと食べましょう！
③エアコンを上手に使いましょう
・エアコン使用中もこまめに換気
・扇風機や換気扇を併用する
・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
・温度や暑さ指数をこまめに確認
④暑さを避けましょう
・涼しい服装、帽子を着用する
・日傘を使う
・外では日陰に入る
・少しでも体調が悪くなったら涼しい場所へ移動
熱中症一時休憩所をご活用ください
大分県では、6月頃から10月頃までの間、公共施設や薬局、商店、コンビニなどで県内５００カ所以上の熱中症一時休憩所を設置しています。
熱中症一時休憩所とは、危険な暑さから身を守るために利用できる熱中症予防を目的とした休憩所のことです。
由布市も公共施設、薬局やコンビニ等の商店に熱中症一時休憩所があり、由布市公式アプリ「ゆふポ」の地図上で確認できるようにしています。
休憩所にはポスターやのぼりを設置していますので、外出時の「ひと休み」にご活用ください。
＜令和７年度 由布市内の熱中症一時休憩所＞
【公共施設】
| 施設名 | 住所 | 電話番号 | 開館時間 | |
|---|---|---|---|---|
| １ | 由布保健部 | 庄内町柿原337-2 | 097-582-0660 | 8:30~17:15 |
| ２ | 由布市役所本庁舎 | 庄内町柿原302 | 097-582-1111 | 8:30~17:00 |
| ３ | 挾間庁舎 | 挾間町向原128番地1 | 097-583-1111 | 8:30~17:00 |
| ４ | 湯布院庁舎 | 湯布院町川上3738番地1 | 0977-84-3111 | 8:30~17:00 |
| ５ | 庄内公民館 | 庄内町大龍1400番地 | 097－582-0214 | 9:00~22:00 |
| ６ | はさま未来館 | 挾間町挾間104番地1 | 097-583-1118 | 9:00~22:00 |
| ７ | クアージュゆふいん (湯布院健康温泉館) | 湯布院町川上2863番地 | 0977-84-4881 | 10:00～21:30 |
【その他】
| 施設名 | 住所 | |
|---|---|---|
| １ | 永冨調剤薬局 はさま店 | 由布市挾間町北方756番2 |
| ２ | 永冨調剤薬局 はさまイオン前店 | 由布市挾間町北方字下角53番地 |
| ３ | あい調剤薬局 | 由布市庄内町大龍2168 |
| ４ | あき調剤薬局 湯布院店 | 由布市湯布院町川上岩木ヤシキ2401-1 |
| ５ | 輔仁薬局 湯布院店 | 由布市湯布院町川南字台305番1 |
| ６ | 庄内調剤薬局 | 由布市庄内町大龍2356-2 |
| ７ | 西庄内調剤薬局 | 由布市庄内町庄内原字前828-3 |
| ８ | （株）ローソン 湯布院乙丸店 | 由布市湯布院町川上字松ノ木3705-1 |
| ９ | （株）ローソン 由布挾間店 | 由布市挾間町挾間731-1 |
| １０ | セブン-イレブン 大分大学医学部附属病院 | 由布市挾間町医大ヶ丘1丁目1 |
| １１ | 大分県信用組合 湯布院支店 | 由布市湯布院町川上3056-6 |
| １２ | 小野屋車輛 | 由布市庄内町櫟木1077-1 |
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熱中症一時休憩所の設置にご協力いただける店舗や施設を募集しています
以下の3つの要件を満たす店舗や施設等で、一時休憩所の設置にご協力いただける方は、大分県健康政策・感染症対策課へお問い合わせください。
＜要件＞
①冷房設備を有している
②座って休憩ができる
③水分補給ができる（ウォーターサーバーや自動販売機の設置等）
【問い合せ先】 大分県健康政策・感染症対策課 ☎ ０９７－５０６－２６７７
熱中症対策チラシ
- アクティブシニアの体調管理（PDF）
- 高齢者のための熱中症対策（PDF）
- 子どものための熱中症対策（PDF）
- 子どものための（屋外）熱中症対策（PDF）
- 熱中症対策啓発ポスター（PDF） ※包括連携協定を結ぶ大塚製薬と共同作成の熱中症予防のためのチラシです。
- 熱中症が増えていますリーフレット（PDF）
- エアコンが使用できないときの熱中症対策（PDF）
- 熱中症の症状、予防法、対処法等についてのリーフレット（厚生労働省）
（日本語、英語、中国語（繁体字）、中国語（簡体字）、韓国語、イタリア語、インドネシア語、スペイン語、タイ語、タガログ語、ドイツ語、ネパール語、フランス語、ベトナム語、 ポルトガル語）
こんな時は要注意
１．気温が高くなくても湿度が高い
２．風が弱く、急に暑くなった
３．室内を閉め切ったまま、空気の入れ替えをしていない
４．長時間、屋外にいる
５．体調がよくない、まだ体が暑さに慣れていない
６．寝不足である
７．食欲がない、朝食を食べていない
このような人は注意が必要です
・高齢者
・幼児
・肥満の人
・持病のある人
・熱中症になったことがある
・過度にアルコールを飲んだ
こんな症状があれば注意
・めまいや顔のほてり
・筋肉痛や筋肉のけいれん
・体のだるさや吐き気・汗のかきかたがおかしい
もし、熱中症かなと思った時は
熱中症を疑った際は、命に関わる緊急事態であることをまず認識しましょう。
重症の場合は救急隊を呼ぶとともに、現場ですぐに体を冷やし始めることが必要です。
１．意識を確認しましょう
意識がなければ、ただちに救急搬送が必要です。
２．涼しい環境への避難
風通しのいい日陰や、クーラーが効いている室内などに避難させましょう。
３．脱衣と冷却
・衣服を脱がせて、体からの熱の放散を助ける
・露出させた皮膚に濡れタオルや水をかけ、うちわや扇風機であおぎ、体を冷やす
・氷嚢などがあれば、それを首まわり、わきの下、太もものつけねに当てて、太い血管を流れる血液を冷やす
４．水分・塩分の補給
・水分を自分で摂取できる場合は、冷たい水、経口補水液、塩分を補給する
・自力で水分摂取ができない場合は、医療機関に緊急搬送する
※熱中症が疑われる場合の対処は下記フロー図（環境省 熱中症環境保健マニュアル2018 から抜粋）を参考にしてください。
関連情報サイト
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