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外来生物「キオビエダシャク」の被害にご注意ください 更新日:2025年10月31日
キオビエダシャクは、幼虫がイヌマキ(ヒトツバ)等の葉を食害する害虫であり、大量発生すると葉を食べつくし樹木を枯らす場合もあります。
由布市内において目撃の報告があり、被害の拡大が懸念されますので、ご自宅の庭にイヌマキ等がある方はご注意ください。

キオビエダシャクの特徴

幼虫

終齢幼虫は5~6齢で、体長7cm前後で、頭、尻、側面がオレンジ色、他の部分に黒と灰色のまだら模様があります。
幼虫はイヌマキやナギなどの葉を食害します。全葉食害を繰り返すと樹木が枯死する場合があります。

成虫

体長は2cm程度、羽を広げると5cm程度の大きさとなっており、全体的に濃い紺色で、羽に黄色の帯模様と黒い斑点があります。
年4回程度発生し、昼行性で早朝から夕方まで活動します。



※幼虫、成虫ともに触っても人体に害はありません。
 

駆除方法

成虫・さなぎ

・飛び回るため捕殺駆除が難しい
・成虫やさなぎ、卵には幼虫駆除用の薬剤は効果が薄い
・さなぎは根元の土中にいるため、掘り起こして捕殺する(越冬する可能性がある)

幼虫

・発生量が少ない場合は、木をゆすり、落ちたものを捕殺する
・発生量が多い場合は、噴霧器により薬剤を散布する

薬剤

・ロックオン(1000倍希釈)
・トレボン乳剤(4000倍希釈)など
 
 ロックオントレボン乳剤
主な 特徴・薬剤のついた葉を食べた幼虫が死ぬため効果はゆっくり
・残効期間が1~3か月
・チョウ目の幼虫や毛虫のみに効果がある
・100mlタイプで1,500円程度    
・幼虫に直接効くため即効性がある
・残効期間が1週間程度
・幅広い害虫、樹木・農作物で使用可
・100mlタイプで1,100円程度
駆除対象 イラガ、キオビエダシャクなどチョウ目の幼虫や毛虫のみに高い効果があるキオビエダシャクのほかカメムシやアブラムシなど幅広い害虫に効果があり、樹木や農作物など幅広く使用できる
希釈倍率・1,000倍
 薬剤1mlに水を入れて1Lにする
 100mlタイプで100L作れる    
・4,000倍
 薬剤1mlに水を入れて4Lにする
 100mlタイプで400L作れる
駆除方法・噴霧器で葉にかかるように噴霧する
・直後に雨が降るときは避けたほうが良い    
噴霧器で幼虫にかかるように噴霧する
※幼虫が葉の裏にいると薬剤がかからないので、木を揺らして落ちた幼虫にかけると効果的
※薬剤散布時の注意事項
 薬剤の説明書を必ず読み、使用方法や注意事項を守りましょう。
 事前に近隣の方に周知し、通行人や車、洗濯物や農作物などへの飛散防止に配慮しま
 しょう。
 農作物周辺で薬剤散布する場合は他の農作物に影響を及ぼす恐れがあるため十分注意
 ください。
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環境課(本庁舎新館2階)
097-582-1310