「令和元年度由布市湯布院地区交通社会実験」の結果について
更新日:2020年03月11日
はじめに
由布市では、平成28年度から5年間に渡って社会資本総合整備計画を実施しており、「由布市(滞在型・循環型保養温泉地)に基づき、施策を展開しているところです。今回の社会実験は、その効果促進事業に当たり、由布院盆地内の交通渋滞の緩和を目的としています。また、モビリティ環境の向上を図ることで、今後の由布院盆地内の二次交通サービスの方向性を示すことが本実験における最大の目的です。
実験概要
①実施期間は、令和元年10月1日(火)~10月31日(木)で、由布市ツーリストインフォメーションセンター(TIC)にて、レンタサイクル営業時間内で実施しました。②前半の10月1日~10月14日は既存のシティサイクルのみ、後半の10月15日~10月31日はシティサイクルに加えて、ウォーキングバイシクル(9台)をレンタルしました。
③10月1日~10月31日までの間、貸出受付時にGPSで動態を記録する携帯端末を貸与し、レンタサイクルによる由布院内の行動を記録しました。
④10月15日~10月31日は、湯の坪街道を避けて、宇奈岐姫神社等の田園地域を巡るサイクリングルートを設定しました。また、サイクリングのルートマップを配布し、誘導サインの設置や駐輪場(7ヵ所)も設置しました。
⑤レンタサイクル利用者には、返却時に貸与した携帯端末のアンケート調査に回答への協力を要請し、由布院までの交通手段や由布院滞在の満足度、レンタサイクルの満足度等に関する設問に回答していただきました。
※詳細な交通社会実験の結果については、下記をご覧ください。
実験結果と今後について
市民の皆様をはじめ、関係者皆様のおかげをもちまして、大きな事故等もなく、無事に実験を終了することができました。あらためて感謝とお礼を申し上げます。今回の実験では、サイクリングについては、利用者の9割以上が楽しいと回答したことをはじめ、サイクリングマップの実効性や駐輪場の必要性など、様々な実験結果が分かりました。
また、実験期間終了後の現在も、ウォーキングバイシクル(4台)を継続して由布市ツーリストインフォメーションセンターで貸し出しを行っています。
これからの盆地内の交通は、グリーンスローモビリティなど他の二次交通も含めた「走行環境」と「案内や情報」を総合的に提供することが理想だと考えます。
引き続き、「誰もが歩いて楽しめるまち」をめざした取り組みを検討したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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