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自然環境について

阿蘇くじゅう国立公園

日本を代表するすぐれた自然の風景地を保護するために開発等の人為を制限するとともに、風景の観賞などの自然に親しむ利用がしやすいように、必要な情報の提供や利用施設を整備しているところであり、環境大臣が自然公園法に基づき指定し、国が直接管理する自然公園です。
阿蘇くじゅう国立公園は、昭和9(1934)年に誕生し、本市においても、湯布院町と庄内町阿蘇野地区のそれぞれ一部が指定されています。由布岳などの美しい山容を誇り、県道「別府・一の宮線」は、この公園の中を走り、由布岳、小田の池、山下池、飯田高原などの美しい自然景観が沿線に続いています。
なお、国立公園において開発行為を行う場合は、自然公園法に基づく申請または届出の手続が必要です。届出・申請に関する問い合わせと提出は、下記問い合わせ先までお願いします。

【問い合わせ】
九州地方環境事務所 くじゅう管理官事務所
(〒879-4911 大分県玖珠郡九重町大字田野260ー2)
電話:0973ー79ー2631
FAX0973ー79ー2635

自然環境保全地域

大分県において、自然公園以外で良好な自然環境を形成し、その保全を図る必要がある区域を自然環境保全地域に指定しています。本市では、大分県湯山自然環境保全地域(湯布院町川南の一部)が指定されています。

おおいたの重要な自然の共生地域

自然の恵みをもたらす生物の多様性豊かな自然環境が保たれた地域の中で、法的規制などが無いまたは弱い地域にあるものを中心に県で選定した地域のことです(自然公園法に定められている特別地域など法的規制が強い地域は含んでいません)。
これらの地域を未来に残していくため、地域の生物情報や保全活動などについて、県民のみなさんへの周知を図り、生物多様性への理解促進や、その保全活動への参加・支援をはじめ、各種事業の実施にあたり生物多様性への配慮を呼びかけていくことを目的としています。
本市では、庄内町平石地区が指定されています。詳しくは、大分県自然保護推進室ホームページをご覧ください。

温泉

由布市には湯布院温泉郷(由布院温泉、湯平温泉、塚原温泉、庄内温泉、挾間温泉)があります。一方で、温泉も有限な資源であることから、大分県を中心に温泉の保護に努めています。
特に「由布院温泉」及び「湯平温泉」においては、大分県において、原則として新規の掘削を認めない地域(「特別保護地域」)や既設泉から100mまたは150m以上離れていないと新規の掘削を認めない地域(「保護地域」)に指定している箇所があります。
詳しくは、大分県ホームページ「大分の温泉」をご覧ください。

温泉関係諸手続

温泉台帳の確認、温泉掘削許可申請その他温泉に関する手続きについては、本市では、中部保健所由布保健部健康安全・衛生課が窓口です。詳細及び申請書等様式につきましては、大分県ホームページをご覧ください。

【問い合わせ】
大分県中部保健所由布保健部健康安全・衛生課
由布市庄内町柿原337番地2
電話:097ー582-0660

希少生物「オンセンミズゴマツボ」について

オンセンミズゴマツボとは、世界で唯一由布市湯布院町にしか生息が確認されていない巻貝です。その名のとおり「温泉」に生息するという非常に珍しい生態を持っています。殻の高さは約4mm、殻の径は約2mmしかなく非常に小さな生き物です。
オンセンミズゴマツボ比較

この貝が絶滅の危機に瀕していることから、由布市では現在の生息環境の保全と新たな生息地の確保を目指して、保護活動に取り組むこととなりました。具体的には、オンセンミズゴマツボについて市報や学習会を通して周知し、市民の方々に生息地の環境保全を呼びかけました。なお、オンセンミズゴマツボは、平成27年2月24日付けで大分県の天然記念物として指定されました。

このページに関する
お問い合わせ
環境課(本庁舎新館2階)
097-582-1310