食品工場及び業務用厨房施設等における一酸化炭素中毒事故の防止について
更新日:2021年12月06日
近年、食品工場及び業務用厨房施設等において都市ガス及び液化石油ガス(以下「ガス」という。)の消費設備による一酸化炭素(以下「CO」という。)中毒事故が発生しています。
2020年は3件(死者0名、症者10名)発生しています。2016年8月には、宮崎県の高校において、業務用ガスオーブンを使用した食品製造 実習中に生徒13名及び教諭2名がCO中毒となる事故が発生しました。これらの事故原因の多くは、機器の経年劣化や換気が不十分なため、消費設備が不完全燃焼を起こし、COが発生したものです。
食品工場及び業務用厨房施設等においてひとたびCO中毒事故が発生した場合、多くの人を巻き込み、甚大な被害を及ぼす可能性があることから、換気、点検、手入れ、業務用換気警報器設置等の重要性について、下記を参考に類似事故の防止に努めてください。
詳しくは、経済産業省が発出している注意喚起文を参照してください。
1.ガスの消費設備の使用中は必ず換気(給気及び排気の両方)を行ってください。
2.ガスの消費設備の使用者及び管理者は、ガスの消費設備の使用開始時及び使用終了時に当該設備の異常の有無を点検してください。
3.ガスの消費設備及び換気設備は、適切に使用すると共に、作動状況の確認等の日常管理を行ってください。
4.グリスフィルター、脱臭フィルター等の定期的な清掃又は交換を行ってください。
5.万一の不完全燃焼に備えて業務用換気警報器の設置を検討してください。
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由布市消防本部 予防課